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20150721fungiSpringB01.jpg


ブダペスト 中央市場で見かけたきのこたち


その4 春に生えるきのこ



春のきのこのショーケースには13種類の標本があったので、紹介する。

以下、標準和名、属、科は保育社の原色日本新菌類図鑑に掲載されているものを用いた。
食、不食、毒は写真の説明文から引用した。ハンガリーの習慣によるので日本とは少し異なるのも面白い。

特に註がなければ保育社の原色日本新菌類図鑑からの引用。
他の図鑑からの引用はに※印で示した。
※1 東洋書林 世界きのこ図鑑、
※2 新樹社 世界きのこ図鑑、
※3 山と渓谷社 日本のきのこ
※4 ありす社 北海道きのこ図鑑
自分のコメントは※※で示した。


春のきのこ

20150721fungiSpringS01.jpg全体

20150721spring01.jpgマルアミガサタケ(※1,2,3,4 アミガサタケ) 食

Morchella esculenta アミガサタケ属(アミガサタケ科)
Morchella esculenta var. rotunda マルアミガサタケ
※1.2.3.4 Morchella esculenta var. esculenta アミガサタケ
※3,4 シコシコとした歯ごたえがあり、美味なきのこ。バターを使っての煮込み料理にあう。
※1 英名 Morel
※1 アミガサタケはオオトガリアミガサタケより頭部の色が薄く、よく黄褐色をしており、たいていとがってないし、全体のサイズがもっと大きいことが多い。有毒のシャグマアミガサタケはハチの巣状でなく、ひだの入り組んだ頭部を持つ。


20150721spring02.jpgMorchella steppicola 原色新日本菌類図鑑、※1-4に記載なし 食

アミガサタケ属(アミガサタケ科)
google画像検索
Morchella steppicola is native to parts of Europe, including Ukrain, Slovakia, and Hungary. It has been found to be closely related to M. esculenta, however is clearly a distinct species based on DNA analysis. Macroscopically, the stem is chunkier with many holes compared to M. esculenta, and is spotted with granules, which become more distinct with age
訳 Morchella steppicolaはウクライナ、スロベニア、ハンガリーを含むヨーロッパの一部で発生する。本種はM. esculenta(アミガサタケ)に近い関係があることがわかっている。しかし、DNA鑑定すると明らかに区別がつく。可視的な面でいえば、アミガサタケより柄は太く穴があいていて、老菌になるにつれ細かい斑点がめだつ。.検索でかかった英文ページ オリジナルソース Aloha Medicinals

20150721spring03.jpghelvella spadicea  原色新日本菌類図鑑、※1-4に記載なし 毒

ノボリリュウタケ属(ノボリュウタケ科)
google画像検索
※※ポーランド語のwikipediaはありました。


20150721spring04.jpgMitrophora semilinera この学名で原色新日本菌類図鑑に記載なし(※1,2 トガリフカアミガサタケ) 食

Mitrophora 属(アミガサタケ科)
原色新日本菌類図鑑ではMorchella patula var. semilibera トガリフカアミガサタケ
※1,2によるとアミガサタケ属(Morchella)
※1 属名のMorchellaは司教冠(ミトラ)またはターバンという意味で胞子のできる頭部の形をうまく表現しているが、本種は真のアミガサタケ属と近縁でMorchella semiliberaという学名がよく使われる。
※1 英名 Semifree Morel (半ば離れたアミガサタケ)
※1 トガリフカアミガサタケは最も人気のない食用アミガサタケで、よく「残念な味」といわれる。他のアミガサタケ類と同じく十分に加熱して生のきのこの毒素を分解しないと安全に食べられない。この毒素はかなりひどい症状をもたらしうる。数年前に北アメリカで、ある晩餐会に出席した77名もの客が、スライスして上品にもりつけられた生のアミガサタケを食べた結果、病院送りとなった。


20150721spring05.jpgオオズキンカブリタケ 食

Ptychoverpa bohemica オオズキンカブリタケ属
テンガイカブリタケ属Verpaは鐘状頭部の表面はほとんど平坦、子嚢内胞子が8個の点で、鐘状頭部にたて皺をおび、子嚢内胞子が2-4個のオオズキンカブリタケ属Ptychoverpaと異なる。
※※PtychoverpaはPtycho + verpaと分けられPtychoは皺のあるという意味らしい。しかし、ネットや他の図鑑では本種がVerpa属に入れられているケースが多くみられた。以下はVerpa bohemicaとして掲載されていたもの。
wikipedia
※1 英名 Early False Morel (早生の偽アミガサタケ)
※1 一部で食用にされたり、販売されたりするが、本種はジオミトリンという致死性の危険な毒素を含むので、食べてどうなるかわからない。したがって、一番よいのは「偽アミガサタケFalse Morel」と呼ばれるグループのきのこは決して口にしないことだ。
※1 真のアミガサタケ類は、胞子のできる頭部が柄に密着しており、頂部だけくっつくわけではない。トガリフカアミガサタケは英名Semifree Morelが示すとおり、胞子のできる頭部が一部は柄についているが根元は離れている。分布の多いズキンカブリ(Verpa conica)は同じように頭部が柄から離れているが、平滑で指貫(シンプル)状になっている。


20150721spring06.jpgハチノスタケ 不食

Polyporus alveolarius チョレイマイタケ属(多孔菌科)


20150721spring07.jpg左 ユキワリ 食
Calocybe gambosa ユキワリ属(キシメジ科)
※1 英名 St. George's Mushroom (セントジョージの茸)
※1 ユキワリは春に発生するハラタケ類でイギリスの守護聖人である聖ジョージにちなむ英名がついている。聖ジョージの祭日は4月23日で、このころに例年現れるからだ。中略 優れた食用菌で、ブルガリア、ルーマニア、プランス、スペインなどのヨーロッパ諸国で商業的に採取され広く輸出されている。イギリス産のユキワリは2010年4月にロンドンで開催されたG20サミットで首脳陣にも饗せられ、そのメニューのおかげで、このきのこは思いがけずおしゃれな印象をもたれるようになった。

右 Helvella acetabulum 原色新日本菌類図鑑に記載なし(※3 ウラスジシャワンタケ) 食
ノボリリュウタケ属(ノボリリュウタケ科)
helvella acetabulum の画像検索結果
Helvella acetabulum is a species of fungus in the family Helvellaceae, order Pezizales. This relatively large cup-shaped fungus is characterized by a tan fruit body with prominent branching ribs resembling a cabbage leaf; for this reason it is commonly known as the cabbage leaf Helvella. Other colloquial names include the vinegar cup and the brown ribbed elfin cup. The fruit bodies reaches dimensions of 8 cm (3.1 in) by 4 cm (1.6 in) tall. It is found in Asia, Europe, and North America, where it grows in sandy soils, under both coniferous and deciduous trees. Although it may be considered edible, the fungus is not recommended for consumption unless cooked thoroughly, as it contains the toxin gyromitrin.
Helvella acetabulumはチャワンタケ目ノボリリュウタケ科の菌類の一員である。この比較的大きな茶碗の形をしたきのこは、キャベツの葉の葉脈状に突出した黄褐色の子実体が特徴的で、通常「キャベツの葉っぱのノボリリュウタケ」と呼ばれる。他の通称としては「酢の茶碗」、「小さい妖精の茶色いうねのある茶碗」がある。子実体は大きさ8cm、高さ4cmに達する。本菌は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの広葉樹や針葉樹の生えた砂質の土壌に発生する。本菌は食用と考えられているが、本菌にはトキシン・ジロミトリンが含まれるため、完全に火を通さないかぎり、このきのこを食べることはおすすめしない。wikipedia

20150721spring08.jpgSacosphaera coronaria 原色新日本菌類図鑑に記載なし

Sarcosphaera 属(チャワンタケ科)
※※かなりかわったきのこなのにWEBではほとんどひっからなかった。ハンガリー語ではwikipediaがあったので科がわかった。シノニムがあるかと思ったが、みつからなかった。
ハンガリー語のwikipedia

20150721spring09.jpg左 Gyromytra fastigiata 原色新日本菌類図鑑に記載なし 毒
シャグマアミガサタケ属(ノボリリュウタケ科)
gyromitra fastigiata の画像検索結果
※※ほとんど情報ないけどwikipedia

右 Sarcoscypha austriaca 原色新日本菌類図鑑に記載なし 食
ベニチャワンタケ属(ベニチャワンタケ科)
※2 広葉樹林の木質の基質上に発生する。ヨーロッパ中に分布し、おそらくは他の北半球温帯域にも分布すると思われる。食の可否 不食


20150721spring10.jpgシメジモドキ (一名 ハルシメジ) 食

Entoloma clypeatum イッポンシメジ属(イッポンシメジ科)
春4-5月ごろ、森林、路傍、庭園、果樹園などの地上、ことにリンゴ、ナシ、ノイバラ、ウメ、モモ、ヤマザクラなどのバラ科の木本の下に群生~少数束生し、これらの植物に菌根をつくると考えられる。食用


20150721spring11.jpgトガリアミガサタケ 食

Morchella conica アミガサタケ属(アミガサタケ科)
※1 最近のDNA研究では、オオトガリアミガサタケ(トガリアミガサタケを含む)が、近縁種からなる複合種であることが示されており、そのすべてが焼け跡から発生するわけではないのかもしれない。
※1 オオトガリアミガサタケとトガリアミガサタケの複合種は、似ていてやはり食用になるアミガサタケ(M. esculenta)複合種と、色が黒く頭部がよりとがっている点で区別できる。シャグマアミガサタケ属(Gyromitra)やテンガイカブリタケ属(Verpa)などは、ハチの巣状ではなく、しわやひだやこぶのある頭部を持つ。
※1 英名 Black Morel(黒いアミガサタケ) オオトガリアミガサタケ
※1 北アメリカでは春のアミガサタケシーズンはそれだけで大きな商売となり、人気のある林地や地元のアミガサタケ祭りに大勢の観光客が詰めかける。




リンク ブダペスト 中央市場のきのこ
その1 針葉樹編
その2 落葉樹編
その3 草原編
その4 春のきのこ編
その5 売っていたきのこ編
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Thoughts on スポンサーサイトブダペスト 中央市場のきのこ その4 春のきのこ編 7月21日 2015年

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