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ブダペスト 中央市場で見かけたきのこたち


その3 草原に生えるきのこ



草原のきのこのショーケースは1つ。9種類のきのこが紹介されていた。

以下、標準和名、属、科は保育社の原色日本新菌類図鑑に掲載されているものを用いた。
食、不食、毒は写真の説明文から引用した。ハンガリーの習慣によるので日本とは少し異なるのも面白い。

特に註がなければ保育社の原色日本新菌類図鑑からの引用。
他の図鑑からの引用はに※印で示した。
※1 東洋書林 世界きのこ図鑑、
※2 新樹社 世界きのこ図鑑、
※3 山と渓谷社 日本のきのこ
自分のコメントは※※で示した。

草原のきのこ

20150721fungiGlasS01.jpg全体

20150721grass01.jpgLycoperdon excipuliforme 原色日本新菌類図鑑に記載なし(※1 セイタカノウタケ) 食

ホコリタケ属(ホコリタケ科)
※2 Handkea属
※1 成熟すると頭部全体が崩壊して胞子が飛散する。
※2 成熟すると外皮が裂開し、内部にある大量の褐色の胞子が風や雨で拡散する。若くて堅いときは食用となるが、ほとんど味がない。柄の部分は成熟すると硬くなり、次の発生までそのまま残る。
※※ Lycoperdon excipuliformeは落葉樹編のショーケース3でも紹介されている。


20150721grass02.jpgAgaricus urinascens 原色日本新菌類図鑑に記載なし

ハラタケ属(ハラタケ科)
※1 A. urinascensはさらに大きく(シロオオハラタケよりやや大きいA. macrocarpsよりも)、古くなると不快なアンモニア臭を放つ。食用である。
シロオオハラタケ傘は径8-20cm。
※※最近スーパーで大きなマッシュルーム見かけ
るけど、オオハラタケ(英名 Horse Mashroom)とかこのきのこあたりが出回っているのかも。


20150721grass03.jpgササクレヒトヨタケ 食

Coprinus comatus ヒトヨタケ属(ヒトヨタケ科 ※1 ハラタケ科)
※1 英名 Shaggy Inkcap (ささくれたインク茸)
※1 ササクレヒトヨタケは鱗片状の円筒形をした傘で簡単に同定でき、この姿で「lawyer's wig (弁護士のかつら)」の異名(めったに用いれないが)ももつ。中略 この「インク茸」からとれる黒い液体は、市販のインクが出る前は書き物用に使われることもあった。ササクレヒトヨタケは若いうちは食用になり、現在は中国で商業的に栽培されている。最近の分子レベルの研究では、このきのこはハラタケ科に属し、ほかの大半のインク茸よりも、栽培マッシュルームのツクリタケに近いことが明らかになっている。


20150721grass04.jpgLepista saeva 原色日本新菌類図鑑に記載なし(※1 オオムラサキシメジ) 食
※1 Lepista saevaはオオムラサキシメジ(A. personata)の異名

ムラサキシメジ属(キシメジ科)
※※以下はA. personataとしての解説
A. personata 北海道、本州から報告されているがムラサキシメジの大型のものと混同されていた疑いがある。A. personataは草原性で、柄以外は紫を帯びることはないという。
※ありす社北海道きのこ図鑑 欧州では美味な食菌とされている。
※1 英名 Field Blewit(野原の青茸)

20150721grass05.jpgシバフタケ 食

Marasmius oreades ホウライタケ属(キシメジ科)
夏秋のころ、芝生、草地などに多数群生し、しばしば菌綸をつくる。外国ではその直径が100mをこえた例があるという。欧米では食菌として喜ばれるが、日本ではあまり利用されない。
※1 英名 Fairy Ring Champignon (妖精の輪のきのこ)
※1 シバフタケは草地のありふれたきのこで、かなり強靭な子実体を形成し、乾燥した天候ではしなびるが、雨が降ると蘇生してまた胞子を作るという非凡な能力を持つ。他の大半のハラタケ類の子実体は、乾燥後に再び湿らせてもくさるだけだ。中略 サイズは小さいが、これは優秀な食用きのこで、商業的に採取され、フランス、ブルガリア、中国といったさまざまな国から輸出されている。


20150721grass06.jpgAgaricus bernardii 原色日本新菌類図鑑に記載なし 食

ハラタケ属(ハラタケ科)
※1 英名 Salt-loving Mushroom (好塩性のきのこ)
※1 Agaricus bernardii は塩分濃度の高い環境に特化して発生する好塩性の種であり、元来、海岸や塩性湿地のきのこだ。今もそのような場所で見られ、菌輪を形成することもあるが、近年は冬に凍結防止用の塩がまかれる道路に沿って、徐々に内陸にも広がっている。中略 不快だがある意味その場にふさわしい魚くささ、もしくは潮の香りを発する。それでもこのきのこは、大人気とはいわないまでも、食用になる。


20150721grass07.jpgハラタケ 食

Agaricus campestris ハラタケ属(ハラタケ科)
夏~秋、草地、芝生、畑地などに群生し、しばしば菌輪をつくる。優秀な食用菌で西洋では古くから利用されている。
※1 英名 Field Mushroom (原茸)
※1 ハラタケは、大半のハラタケ類を毒きのことみなして敬遠するイギリスやアイルランドのようなきのこ嫌いの国で、昔から食用として採取されている数少ない種のひとつだ。


20150721grass08.jpgMacrolepiota excoriata 原色日本新菌類図鑑に記載なし 食

カラカサタケ属(ハラタケ科)
※※wikipediaによると若い個体はヘーゼルナッツの香りがしておいしいらしい。似た有毒主が多いので注意とのこと。wikipedia原文
google画像検索


20150721grass09.jpgCalvatia gigantean 原色日本新菌類図鑑に記載なし (※1 セイヨウオニフスベ)食

ノウタケ属(ホコリタケ科 ※1 ハラタケ科)
※1 英名 Giant Puffball(巨大な粉吹き玉)
※1 セイヨウオニフスベの子実体は普通サッカーボールほどのサイズだが、たまにとんでもない大きさになり、最大の記録だと直径が1.5m以上で、重さは20kgを超える。おまけに妖精らしさなどほとんどないのに、よく菌輪--fairy ring(妖精の輪)--となってはえる。中略 胞子が成熟する前の若くて全体が白い子実体は食べることができ、ときに地元の市場に売りに出される。



リンク ブダペスト 中央市場のきのこ
その1 針葉樹編
その2 落葉樹編
その3 草原編
その4 春のきのこ編
その5 売っていたきのこ編
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Thoughts on スポンサーサイトブダペスト 中央市場のきのこ その3 草原のきのこ編 7月21日 2015年

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