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Kopalnia guido 炭鉱ツアー

シレジア北部を探訪


中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの歴史は誇り高い自国の王国が栄えても長続きせず、
大国に翻弄される歴史だった。

ポーランドもポーランド王国の栄華は長く続かず、
モンゴルやトルコに攻められ、東ローマ帝国やドイツ、ロシアに攻められ、ナチスドイツに侵攻され、ソ連に侵略されてきた。
シレジアは豊富な鉱物資産があったため各国から狙われつづけてきたらしい。
興味のある方はwikipediaを参照→シレジアについて

ルーカスはシレジア北部(Upper Silesia)を案内したいという。
彼のアイデンティティはポーランド人というよりはシレジア人なのかもしれない。
たった2日では全部案内できないとこぼしながらも、精力的に案内してくれた。
彼の話ではシレジアには炭鉱をはじめ、銀山、岩塩など多くの鉱物資源があり、産業が栄えたところだったらしい。
今日7月19日のメインは産業遺産見物らしい。
シレジアに対する郷土愛を感じた。

ルーカスの住むビトン(Bytom)の街のクライミングジム

20150719poland001.jpgルーカスのホームジム
ルーカスと話している若者はここのジムのスタッフ。
ルーカスにいわせると、他のことには一切目もくれずクライミングばかりしているそうだ。
それだけじゃ人生つまんないんじゃないかなとルーカスは言った。
スペインで9aを登っているらしので、15クライマーということになる。

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20150719poland0021.jpgクラックもあった。
すべてクラックだけで登ると6b(5.10cd)はあるそうだ。

ルーカスお勧めのTatras山脈は花崗岩で、トラッドのマルチピッチもあるとのこと。
とっても美しいところらしい。

ルーカスからTatras山脈の写真集をもらった。
ポーランドで一番美しい山だそうだ。
次回はそこでのんびりでも良いかなと思った。

20150719poland0022.jpgバチ効きで楽しそう!


ビトン(Bytom)の建造物ほか

20150719poland0023.jpgSzombierki発電所

大きな3本の煙突がビトンの街のランドマークとなっている。
ルーカスの家はこのすぐ近くだ。

1920年竣工。
炭鉱の近くに巨大発電所を作ったもので、当時はヨーロッパ最大級の発電所だったらしい。
説明は下の英文参照!

20150719poland0024.jpg発電所の建物

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現在では観光ツアーや美術、スポーツイベントにも使われているらしい。

20150719poland0026.jpgオペラハウス

小さな街なのにオペラハウスがあるなんて、炭鉱の最盛期には随分人口があったのだろう。

20150719poland04.jpgショパンの銅像とルーカス

20150719poland0027.jpg学校
高校か専門学校

20150719poland0028.jpg市役所

街のメインのスクエアーには市役所のほかに
教会や噴水、寝たライオン像などがあった。
裁判所のすぐ裏に刑務所があったのもおかしかった。


20150719poland0029.jpg市民公園にて

ルーカスの友人のクライマー。
3歳の女の子は人見知り中。1歳の子供をだっこして子守中。
ルーカスは日本から友人がやってきたのが嬉しかったのか、いろんな友人を紹介してくれた。


炭鉱ガイドツアー

ルーカスがもっとも見せたかったのが、この炭鉱ツアー。地下320mの横穴をガイドに連れられて探索する仕組み。もちろんポーランド語オンリーなので、現地の人に連れて行ってもらわないと厳しい。すばらしい機会だった。
地下にはレストランがあり、夏でも涼しい!イベントとか単なる飲み会でも利用されるらしい。

興味のある方はリンクを参照→炭鉱ツアーについて

20150719poland0030.jpg公園にて

炭鉱夫の銅像
公園には他にも炭鉱で使った重機が展示されていた。
炭鉱がシレジアの貴重な産業であったことがわかる。

20150719poland0031.jpg炭鉱の博物館にて

工夫の楽隊と当時の民族衣装のカップル

炭鉱労働者は収入が良かったらしい。
展示された教科書の説明によると、工夫の子供は専用の高価な教科書で勉強を習ったらしい。

この展示の手前にはリタイヤした元工夫の老人が良い身なりで楽隊を見ていた。老後も保障されていたらしい。

20150719poland0032.jpg当時のシャベルの展示と岩塩のかたまり

シレジアでは炭鉱のほかに岩塩や銀も採掘されていた。

20150719poland0033.jpg時間がきて、いよいよ炭鉱ツアー始まり
エレベーターで地下320mに降りる

馬をエレベーターで吊るして降ろすところ。

馬は臆病なので、地下320mまで下ろすのに大変時間がかかったらしい。
一度炭鉱に下りた馬は生涯地上にでることなく働かされたようだ。

20150719poland07.jpg狭い鉱道とルーカス

自分はかがまなくても歩けたが、背の高いルーカスはこんなかんじ。
足を怪我して装具をはめているので痛々しいけど、本人はトレーニングだと言っていた。

20150719poland01.jpgトロッコ電車に乗る。


動画 ガイドが重機を操縦して採掘の様子を再現

20150719poland0034.jpg地下レストランでツアーは解散!

ルーカスが言うにはここで飲むビールはうまいらしいが、ツアーはまだ続くのでぐっと我慢。
ルーカスのお勧めのポーランド料理のスープをいただく。

エレベータは15分に1回ぐらいの割合でレストランと行き来しており、レストランだけならガイドツアーに参加しなくても来られるらしい。


木造のラジオタワー Gliwice Radio Station

木造のラジオタワー。高さ110mは木造建造物としては世界一らしい。1930年代にラジオ局用に建てられた。ナチスドイツによるGliwice provocationの現場としても有名。現在でも携帯電話の基地局などに使われている。
Gliwice provocationはナチスがポーランド兵を装ってラジオ局を襲い、反ナチスの放送を流したという事件。ナチスはポーランドによる非難に反撃するという理由でポーランド侵攻を開始したらしい。
ルーカスの口からは直接反ナチスや反共産主義の話は出てこなかったが、いろんな話題の端々に登場するのでいまいましい存在だと思っているのは間違いないだろう。

興味のある方はリンクを参照→Gliwice provocationについて

20150719poland0036.jpg木造ラジオタワー

唐松材で作られているらしい。

20150719poland0037.jpg近くで見るとこんな感じ。

20150719poland0038.jpg説明の看板(英語の部分のみ)


救急車と消防車
ポーランドでは救急車と消防車は別の組織に属しているが、緊密に連絡は取っているようだ。ルーカスは救急救命士で救急車の運転手でもある。給料は月給7-8万円だけど、贅沢言わなければ暮らせるという。仕事は、選ばなければたくさんあるらしい。ただし、よい給料の仕事はほとんどないらしい。
ルーカスはほどほどに働いて、ほどほどに生活できれば良いと考えているようだった。救急救命士のヨーロッパの大会で3位に入ったこともあるらしいので、まじめにほどほどはたらいているように見受けられた。

20150719poland0035.jpgルーカスの救急車

中に乗せてもらい、装備を見せてもらう。
同僚やドクターカーのドクターを紹介してもらった。
ドクターは「われわれの家にはシャワー室の中にトイレがあるけど、日本のトイレには便器の中にシャワーがあるんだ」と同僚におもしろおかしく話していた。


20150719poland0040.jpgルーカスの友人の消防士

ルーカスと冬のタトラ(Tatras)に行った時は登攀が終わった直後なんでもないところで滑落して100m以上落ちたらしい。ルーカスは死んだと思ったらしいけど奇跡的に助かったらしい。


20150719poland0041.jpgクライミングジムのある素敵な職場。



放水体験

20150719poland0042.jpg翌朝駅まで送ってもらう。

ルーカスとの充実した3日間が終了。
ずいぶんいろいろあって疲れたけど、楽しかった。
ポーランドの一般家庭におじゃまして一緒に過ごせて貴重な体験ができてよかった。
ルーカスとはずーっとしゃべっていたので考え方や趣味などもわかったし、
政治や宗教、歴史などいろんな話題に対する考え方や捕らえ方が日本人と同じだったり違ってたりしてささいなことやつまんないことが面白かった。



お土産

ルーカスの家に行くのに何か持っていったほうがいいだろうということで、おせんべいと折り紙2種類、千代紙、折り紙の本を日本から、ハンガリーのエゲルで購入したワインを持っていった。
20150719poland03.jpgレナちゃんのために折ったおりがみ

レナちゃんは紙風船が大のお気に入りで、キャッチボールをして遊んだ。


20150719lukaszpresent.jpgルーカスからもらったもの

タトラの写真集
JURAのトポ(写真にはない)
ポーランドのビール
ルーカスのお手製ウォッカ
インスタントグヤーシュ、サクランボゼリー、レモンゼリーほか
空き瓶に詰めてくれた自家製ウォッカがことのほか美味しくてびっくりした。

金銭的には豊かではないかもしれないけど、
ルーカスには家族がいて大勢の友人がいて仕事があって、
野菜や果物や肉やビールやお酒が安くて、
いろんな意味で豊かで幸せな生活があることを見せてもらった。
自分としてはうらやましい限り。
素敵な家庭訪問となった。

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Thoughts on スポンサーサイトポーランド紀行 友人を訪ねて その2 7月18日ー20日 2015年

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