はるかな森の森吉山


コース:ヒバクラ岳登山口~ヒバクラ岳分岐~山人平
~森吉山(往復)



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写真:山人平 ミズバショウの生える湿原から森吉山を見る

森吉山のヒバクラ登山口は遠い。
そして、サイン類が小さい。
どのくらい小さいかと言うと、10cm四方の金属片に小さい字で書いてある。
ひどいのは紙切れが張ってあるだけのものも。
控えめな性格もあるかもしれないけど、小さくて見にくかった。

さて、今回はリッチに国民宿舎森吉山荘に泊った。
朝食に秋田の山菜や比内地鶏の温泉卵などたくさん出て美味しかった♪

登山口からクロベの森、ブナ林を通って、ヒバクラ岳分岐付近まで
気持ちの良い樹林帯。花も多く静かですばらしいところだった。

2014062402yukizasa.jpgユキザサ

登山口すぐに生えていた。
山菜の時期は少しぬめりがあって美味しい!

2014062403myoisumire.jpgニュイスミレ(別名 ツボスミレ)

花期が遅いスミレ

2014062404maiduruso.jpgマイズルソウ

登山道にはマイズルソウがいたるところに生えていた。
ここのマイヅルソウは花が大きくてきれいだった。

2014062405fukinotou.jpgフキノトウ(果実)

あんなに小さかったフキノトウが堂々たる姿に成長。
ここまで育つとキク科だとわかりやすい。
種を飛ばそうとしている!

2014062406chigoyuri.jpgチゴユリ

コミヤマカタバミなども生えていた。

2014062407ginryoso.jpgギンリョウソウ

ウィキペディアによるとベニタケ科の菌類に寄生しているらしい。
ナラタケの仲間に寄生していると思っていたが勘違いだった。ちなみに、近くにナラタケが生えていた。
ナラタケに寄生するのはラン科のツチアケビやオニノヤガラらしい。
ナラタケは枯れ木を分解する腐生だけでなく、生きた植物に寄生するから、さらにそれに寄生するツチアケビは宿主にとってはマゴにあたる。マゴまで面倒をみるので大変だ!

2014062408bunabayashi.jpgブナ森

静かな森のなかでは虫たちの鳴き声や鳥のさえずりが心地よい。
地面には多くの実生のブナの双葉がたくさん生えていた。

2014062409okuezosaishin.jpgオクエゾサイシン(全体)
ウマノスズクサ科

花は根本に咲いている。

2014062410okuezosaishin.jpgオクエゾサイシンの花

ウスバサイシンのガク片の先がとがるのに対してオクエゾサイシンはとがらないのが特徴。
参考:先週朝日岳で見かけたウスバサイシン。その時の記録


2014062411mizubasho.jpgミズバショウ

登山道の脇の沢には雪渓が残っていて、登山道の脇にもミズバショウがところどころ見られた。頂上付近の山人平のミズバショウ(カバーの写真)はすばらしかった。

2014062412mitsubaouren.jpgミツバオウレン

登山道のいたるところで見かけた。

2014062413mushikari.jpgムシカリ(別名 オオカメノキ)

ヤブデマリは枝を水平に伸ばし、葉の基部がくさび形~円形で花柄がある。
ムシカリは枝が斜上し、葉の基部がハート形で花柄がないのが特徴。

2014062414shoujoubakama.jpgショウジョウバカマの群生

2014062415shoujoubakama.jpgショウジョウバカマ

ショウジョウバカマはユリの仲間だけど、花序が横を向いてうなだれているようで、ユリの仲間に見えにくい。
この写真では6枚の花弁が開いていて、確かにユリの仲間だとわかりやすい。

2014062416usubasumire.jpgウスバスミレ

登山道でみつけたもの。
山人平にも咲いていた。

2014062417oobakisumire.jpgオオバキスミレ

2014062418enreiso.jpgエンレイソウ

茶色いのはガク片

2014062419shiraneaoi.jpgシラネアオイ

登山道ではあちこちで見られた。

2014062420gozentachibana.jpgゴゼンタチバナ

ここのゴゼンタチバナは花が大きい。
花の構造が観察しやすく、これならミズキの仲間だと思える。

2014062421tsubameomoto.jpgツバメオモト

2014062422sankayo.jpgサンカヨウ


ヒバクラ岳分岐から山人平、山頂まで
ヒバクラ分岐あたりから湿原が多く、景色も抜群。高山帯の花が見られるすばらしいところ。
イワイチョウの葉っぱやニッコウキスゲの葉っぱが多かったので、7月になるとまたさぞかし美しいだろうと思った。
山人平までは誰にも会わなかった(駐車場に1台車があったけど)。
山人平は高層湿原の広がる楽園。ゴンドラで上がってくる人も山頂を通り越してここまで足をのばす人が多かった。
山人平から先は平日にもかかわらずすごくたくさんの人でにぎわっていた。
でも、花を見るならヒバクラ登山口からの道はとても良かった。

2014062423mansaku.jpgマンサク

残雪の溶けた後に咲いていた。
小石川植物園だと2月には咲いていた気がする。

2014062424chinguruma.jpgチングルマ

2014062427hinazakura.jpgヒナザクラ

2014062425nanakamado.jpgナナカマド

参考:ウラジロナナカマドは奇数羽状複葉の小葉の鋸歯は先端半分まで。
タカネナナカマドの奇数羽状複葉の小葉は3-5対。花は10個ほど。花柄が長く目立つ。果実は食べられる。

2014062426hakusanchidori.jpgハクサンチドリ

山頂付近で目立っていた。
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